2016年7月11日に日本イコモス国内委員会による、神宮外苑からの富士山の眺望を保全を要望する声明がだされました。手わたす会もこれに賛同して声明を出しました。
東京都知事選挙の立候補者にこの問題についてのどう考えているかについてアンケートを実施。
回答をいただいたものをここで公開します。
忙しい選挙期間中に回答をお寄せいただいた候補者の皆様、ありがとうございました。

日本イコモスの声明　
新手わたす会声明
質問項目

7月21日着

ご連絡ありがとうございます。


富士山眺望、素晴らしいですね。私が都知事に就任しました暁には、なんらかの形で眺望
を確保できないか検討いたします。

国立競技場の設計はすでに済んでいるため無責任な確約は到底できませんが、出来る限り
の可能性は探ります。


今日の演説生放送でも、富士山眺望について語りました。ぼくのFacebook ページをご覧
下さい。


今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。



谷山雄二朗

7月21日着

神宮外苑と国立競技場を未来へ手わたす会御中

お問合せありがとうございます。
私はザハ案に相当な違和感があったので、白紙撤回されるまで一市民として大幅な木造
の採用も含めて積極発信してきました。
私は環境と景観のまちづくり、環境首都「東京」を公約で謳っています。
貴会の活動に敬意を表するとともにご提案に賛同し、富士山を眺望できるポイントは必
ず確保することを約束します。

　中川暢三

7月22日

神宮外苑と国立競技場を未来へ手わたす会　様

ご連絡ありがとうございます。

回答させて頂きます。

後藤輝樹


回答

「新国立競技場計画の中に眺望線の確保」

「計画地内の一般的な公共スペースからの富士山の眺望保全」

を達成できるかどうかは、わかりませんが、

私の現状の考えを申しますと、
新国立競技場の建設は当面中止、凍結を考えております。

オリンピックのために間に合わせで作るのではなく、
この先、将来にわたって、
建設して良かったな、これはスゴいと皆々様に思っても らえるようなものを建設したいと思っております。

なので、
喧々諤々、議論して、
色んなアイデアを募り、
今世紀最高の建築物になるようなものを作りたいと思っております。

もちろん、眺望も含め、地域との調和性や、新国立競技場の機能性、
あらゆるものを考えて、ベストなものを作りたいと思っています。

もし、そのようなベストなものを作る場合、
あんな短期間で、決めたものを建築するのは相応しくないと私は思っております。

全ての方のご要望に応える事は出来ないかもしれませんが、
ゼロベースで考えたいので、ご要望が入る余地はございます。

国の負担に なるか都の負担になるかですが、それは協議次第です。
負担すべきところは負担すべきですし、
負担すべきでないところは負担すべきでないと思っております。

都知事選全ての立候補者の中で、
新国立競技場建築中止を主張しているのは私だけです。

ま、そんな感じです。