新国立競技場に関係する主な出来事
2014年5月9日 ▼PDF版ダフンロード(内容は以下と同じです)
2011年
3月25日
久米設計が国立霞ヶ丘競技場陸上競技場耐震改修基本計画を提出
6月24日
スポーツ基本法公布
12月13日
閣議において2020年第32回オリンピック競技大会・第16回パラリンピック競技大会の東京招致が了解される。
2012年
3月
スポーツ基本法に基づくスポーツ基本計画が策定され、これにより「オリンピック・パラリンピック等の国際競技大会の招致・開催等を通じた国際交流・後見の推進」が掲げられる。
7月20
日本スポーツ振興センター(JSC)が新国立競技場国際デザイン競技の手続き開始公告を出す。
11月16日
46応募作品の中からザハ・ハディド氏作品が最優秀賞と決まる。
2013年
5月17日
東京都都市計画審議会が20mの高さ規制を75mに緩和する再開発促進地区計画を承認する。6月に都知事の決定を得る。
8月15日
槇文彦氏、日本建築家協会発行の雑誌に「新国立競技場案を神宮外苑の歴史的文脈で考える」と題した論文を発表する。
9月7日
IOC総会で2020年オリンピックの東京開催が決まる。
10月
財務省主計局よりオリンピック・パラリンピック関係資料が発表され、「国・地方とも財政改革が緊要な課題であることに鑑み、簡素を旨とし、大会の開催に係る施設については、既存施設の活用を図ること」とされる。
10月11日
シンポジウム「新国立競技場案を神宮外苑の歴史的文脈で考える」開催。この様子はインターネットで中継され、新聞各紙、TVニュースでも報道される。
登壇者
槇 文彦(建築家)
陣内 秀信(建築史家・法政大学教授)
宮台 真司(社会学者・首都大学東京教授)
大野 秀俊(建築家・東京大学大学院教授)
11月7日
槇文彦氏をはじめ建築家4名が文部科学省および東京都に「新国立競技場に関する要望書」を提出。発起人および賛同者に建築関係者100人が名前を連ねる。
11月25日
神宮外苑と国立競技場を未来へ手わたす会が内閣府、文部科学省、JSC、都知事に要望書・質問状および署名簿を提出。
11月25日
公開座談会「市民とともに考える新国立競技場の着地点」を開催。
登壇者
松隈 洋(建築史家、京都工芸繊維大学教授)
藤本 昌也(建築家、日本建築士連合会名誉会長)
日置 雅晴(弁護士、早稲田大学大学院教授)
平良 敬一(建築評論家、「住宅建築」相談役)
渡辺 邦夫(構造設計家、新国立競技場デザインコンクール応募者)
森山 高至(建築エコノミスト)
森 まゆみ(作家/神宮外苑と国立競技場を未来へ手わたす会共同代表)
11月28日
自民党無駄撲滅PTにより新国立競技場に関するヒアリング実施
(現国立競技場の耐震改修費用は700億円、コンペ条件の工事予算費用1300億円は日産スタジアム700億円を参照、屋根付きにすることで100~150億円のコスト増となるが年間12日程度のコンサート利用・4億8000万円の収入が考えられる)
12月13日
手わたす会、青柳文化庁長官に要望書を提出。
12月24日
手わたす会、JSC、国立競技場将来構想有識者会議、国際デザイン競技審査委員長宛に公開質問状を送付。
12月27日
自民党無駄撲滅PTによる第2回目ヒアリング
(工事予算の上限・1388億円、ランニングコストの赤字補填を行わないことを確認)
2014年
1月10日
手わたす会、都知事選立候補予定者に公開質問状を送付。
1月14日
公開勉強会「みんなで学ぼう 新国立競技場のあり方」を開催
登壇者
森 まゆみ(作家/神宮外苑と国立競技場を未来へ手わたす会共同代表)
鈴木 知幸(元2016年東京オリンピック招致準備担当課長・順天堂大学客員教授)
沖塩 荘一郎(日本ファシリティマネジメント協会理事、東京理科大学名誉教授)
森山 高至(建築エコノミスト)
山本 想太郎(建築家、日本建築家協会デザイン部会長)
2月5日
衆議院予算委員会にて有田芳生議員が新国立競技場建設について質問
(ハディド氏に監修料として13億円支払うこと、競技場利用による年間収入50億円、維持管理約40億円、約4億円の黒字となる試算が示される)
2月18日
公開勉強会「スポーツ施設としての新国立競技場を考えよう」を開催
登壇者
森 まゆみ(作家/神宮外苑と国立競技場を未来へ手わたす会共同代表)
後藤 健生(スポーツジャーナリスト)
鈴木 知幸(元2016年東京オリンピック招致準備担当課長・順天堂大学客員教授)
今川 憲英(外科医的建築家憲+TIS&Partners’ 東京電機大学教授)
2月26日
手わたす会、JSCに再度質問状を送付。
3月3日
手わたす会、舛添都知事に計画見直しの要望書を提出。
3月14日
参議院予算委員会にて蓮舫議員が新国立競技場について質問
(現競技場の解体及び新競技場の建設費用計2000億円は国・都・JSCが分担するが現在協議中であり、その割合は未定であると久保公人文科省スポーツ青少年局長回答)
3月15日
手わたす会、第2回外苑ウォーク実施
3月24日
公開勉強会「新国立競技場、このままでほんとにいいの?」を開催
登壇者
森 まゆみ(作家/神宮外苑と国立競技場を未来へ手わたす会共同代表)
松原 隆一郎(社会経済学者、東京大学教授)
柳沢 厚(日本都市計画協会理事、C-まち計画室代表)
横河 建(建築家、日本大学教授)
今枝秀次郎+平山貴大(東京大学工学部建築学科3年)
3月27日
手わたす会、JOCにオリンピックムーブメント・アジェンダ21遵守の要望書を提出。
3月27日
平凡社より「新国立競技場、何が問題か オリンピックの17日間と神宮の杜100年」槇文彦編著出版
3月31日
手わたす会、トーマス・バッハIOC会長に新国立競技場をオリンピックムーブメント・アジェンダ21遵守の要望書を送付。
4月4日
岩波ブックレット「異議あり!新国立競技場」出版。
4月5日
手わたす会、JSCによる現国立競技場解体工事入札に対し抗議文を送付。
4月16日
東京都が2020年東京オリンピック環境アセスメント調査計画書に関する意見募集を行う。
4月23日
「新国立競技場、何が問題か」出版記念シンポジウムが開催される。
登壇者
槇 文彦(建築家)
大野 秀俊(建築家、東京大学大学院教授)
森 まゆみ(作家)
陣内 秀信(建築史家、法政大学教授)
5月12日
シンポジウム「新国立競技場のもう一つの可能性」
登壇者
中沢 新一(人類学者、明治大学野生の科学研究所長)
伊東 豊雄(建築家、RIBAゴールドメダル、プリツカー賞受賞者)
森山 高至(建築エコノミスト)
松隈 洋(建築史家、京都工芸繊維大学教授)/司会
以上